書籍を読んでの感想 結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる 藤由達藏 ①
”はじめに”を読んでの感想
成功する人としない人の違いは能力や知識の差よりも『すぐに行動に移せるかどうか』であって、自分のように経験や知識が足りない/活かせてないと考えて尻込みしているうちは目の前にチャンスが訪れても行動できていない。「チャンスを自ら掴みに行く」ことも行動に移さなければいつまで経っても達成することは出来ず、その状態に陥っている。
「行動する」ことは自転車のように漕ぎ始めには力が必要だが、一度漕ぎ始めたらあまり力を必要としない。行動に移すための一番の課題は最初の一歩であり、今までの経験の中では最初はやる気が起きない試験勉強も次第に集中して取り組むことができていたため当てはまっている。
すぐに行動できない人には「思考」・「行動」に問題があり、このチャンスを逃せば次はいつ来るかわからない状況でも行動できない。また、チャンスなどの受動的なものだけでなく自ら積極的に思っている時も同様で、本を読んだりセミナーに参加して新しいことを学んでも次の日には忘れていることも自分に当てはまっている。
一瞬で行動に移すために必要なことは『「気分」と「視座」を変えること』である。「気分」と「モチベーション」は別物であり、いくら「価値観」や「未来像」が明確でもやる気がなければ行動できないが、今の自分はそもそも「自分を知る」ことができていないため、今の状態で行動しても今までの経験から空回りするのは明らかである。そのために「自分を知る」という行動をし続けなければならない状況で、『「自分を知る」という行動が正しくできているか他者からの評価をもらう』行動が出来ていない状態になっている。
もう1つの「視座」は、ものを見る視点と立場のことで、動けなくなっている時や思考停止している時は「視座の転換」をすることで簡単に行動力が高まると書かれており、例として上司への連絡をしなければいけないとわかっているのにできない人は、上司の反応を想像して不安になり動けなくなっている状態で自分のことを守りたいだけの状況になっており、上司の期待を理解できていないと書かれている。ここでは上司目線で自分がどう見られているのかを想像して行動することで不安が軽減されると書かれており、相手からどう見られているかを考えることは、普段伝えられているメタ認知と通ずる部分があると感じた。
行動できなくなってしまう理由の1つに人間関係があり、対立や衝突などのトラブルがあると人はフリーズして動けなくなると書かれており、それらが起こるのは自分の視座からしか物事を考えていないからと書かれている。しかし、メタ認知の低さから相手の視座に立って見ることができない他に、そもそもの人間関係が少なく他人の視座から考える機会が今までの人生でほとんどなかったことを改めて感じた。
ここまでで、今までの自分は
すぐに行動する=(出来事に対して思い付きで)すぐにアクションを起こす と勘違いした思考に陥ってるが、
すぐに行動する≠衝動的に行動を起こす であることや、すぐに行動できない人の習慣について次の第1章で書かれている。